
39_The memory of air

ショートフィルム「The memory of air」制作
フィールドレコーディングとコマ撮りアニメーションを組み合わせた短編映像を制作したよ☆
なぜ作ったか
直接のきっかけは2026年7~8月に開催されるはこだてトリエンナーレ内「EZO FILM」で上映できる作品を作りませんか?と、さとうゆか/SATOYUKA (@satoyuka_01)先生からお誘いを頂いたこと。

さかのぼれば、他にもいくつかのきっかけが重なっています。
- 日本アニメーション協会(@JAAinfo)主催「イントゥ・アニメーション(@into_anim)」の運営ボランティアに参加して、ショートフィルムを浴びたこと。
- 札幌に移住してから「ショートフィルムをつくって映画祭に出品する」を目標にしたいとこんの工作所 (@conno539)に話していたこと。
- 新千歳空港国際アニメーション映画祭で国内外の映像作家のみなさんの魂の逞しさに圧倒されたこと。
- 大桃洋祐 (@omomo_yosuke) 監督や Ryoji Yamada (@ryoji_yamada)監督とクラブハウスで再会して、アニメーション作家の生き様と創作の過酷さに心打たれたこと。
- 映像作家100人に選出して頂いたのに、自主制作作品がないこと。
- 友人でありサウンドデザイナーのHor.が活動初期からシロとメロのために音楽を作ってくれていて、それをリリースする最善のかたちは、映像上映だと考えたこと。
- 2024年に東京でHor.くんと再会し、これまで作ってくれた音源のリマスタリングをお願いしていたこと。
- 無名の頃、友達の自主制作アニメ短編作品の制作合宿に参加して、自分もやらねばと感じたこと。
- フィールドレコーディングは楽しいけど、人に聞いてもらうとき、映像がないと物足りないこと。
- 仕事でレコーダーのデザインをしていたこと
- 大学の最初の課題で、フィールドレコーディングから映像をつくるメカのデザインを考えたこと などなど
シロとメロを描き始めたころから、いつか映画を作りたいと思っていました。友人とルームシェアしていた相模原の団地で、ヤンシュヴァンクマイエルのALICEをみて、こんな作品作りたいな〜と夢見た頃が懐かしい。
12年くらいかかりました。

どうやって作ったか①(フィールドレコーディング)
まず最初に、フィールドレコーディングを主題にした映像作品にすると決めました。
2024年に雪山での録音+撮影にチャレンジしたのですが、(https://www.sirome.net/log/3176ecdf-a7bc-8066-8bc2-d163be2b2ffb)今回はその延長にあります。
2024年当時はレコーダー(DR-100mk3)の内蔵マイクで録音したのですが、音のフォーカス具合に物足りなさを感じ、今回はもっと小さな音、繊細な音が録りたいという思いからSonorous Objects SO.101 Omni XLRマイク(Primo EM272をXLRマイクに加工したもの)を導入しました。
新環境でレコーダーを起動すると、その音質は感動的でした。計画段階では「アリの咀嚼音や草木の脈動音のような、「身の回りで鳴っているが、特殊な機器を使わないと聞き取れない音」を集めたいと考えており、十分なアップデートを感じました。
しかし、実際に屋外で録音すると風や自動車の音が入ってしまい、思うような微細な音が録れません。これはマイクの問題ではなく、無風・無音の環境を作ったり、マイクにパラボラを着けるような工夫が必要で、早々に見切りをつけました。

どうやって作ったか②(マクロレンズ+コマ撮り)
微細な音を採取するというテーマから派生して、映像も極小の世界を描きたいと考え、中古マクロレンズ(Canon EF 100mm F2.8 Macro)とスペーサー(Viltroxチューブ)を導入しました。
マクロレンズでの撮影は風や振動の影響を受けやすく、また、撮りたいもの(花や虫)に素早くピントを合わせ、安定させてシャッターを切る必要がありました。これが思ったより難しく、高さを合わせたり、移動しながらフォーカスし続け、シャッターを切り続けるのは、普通の三脚では不可能でした。
そこでフォーカスレール(マクロフォーカス レールスライダートラック)を導入し、ノブを回転してミリ刻みでカメラが移動できるようにしました。
これらの機材をすべて組み合わせ、草むらを移動しながら録音と撮影ができるように作ったレールがこちらです。

制作中どんなことを考えたか
撮影していて印象深かったシーンが3箇所あります。
1つめはこのシーン。

石狩の海岸近く、彫刻家 本郷新の「無辜の民(むこのたみ)」のそばの野原に撮影レールを置いて撮った映像。雑草や虫が多いので、体をかがめて覗き込むことはできず、カメラだけを藪の中に押し込みながら撮影したカットです。
カメラを3mmずつ押し出しながら、目の前に現れる植物をオートフォーカスで捉え続ける。自分が小人になってここを歩いたら、こんな感じかもと想像させてくれる。一見すると綺麗な花や、珍しいかたちの草が生い茂るなかにも、棘で覆われた茎が散在していてドキッとする。
2つめはこのシーン。

近所の公園の木の下に木苺がなっていました。
「赤っぽい絵があったほうが印象いいから撮っとくか」くらいの気持ちでフォーカスすると、小さな白い点が動いている。クモかな?自分がイメージしていたよりも、さらに小さなスケールの世界に、虫や草木の営みが流れていることに感動しました。
ただし、コマ撮りでは虫の動きを捉えられず、撮影は動画に切り替えました。

自分が本当にやりたかったことは、ミクロの世界を捉えることなのか、マクロレンズでコマ撮りを作ることなのか…ちょっと迷っています。ご意見頂けたら嬉しいです。
3つめは音です。
石狩の海岸で一通り撮影したあと、クタクタになりながら、駐車場の草むらに椅子を置き、日暮れどきの海風を浴びながら録音した音源です。
ノビタキ(あってるかな)の鳴き声と、虫の羽音と、遠くで波が打ち寄せる音と、草木がゆれる音。やっぱり耳で聞こえる音とイヤモニから聞こえる音は違っていて、呼吸を整えながら耳をすます、この時間がやっぱり好きだな〜と感じました。
シロ人形のストップモーションめちゃむず
シロ人形の固定、手足の固定の精度がダイレクトに映像クオリティに影響すると学びました。もっと小さい人形にしたほうがいいのか?関節可動はもっとゆるく、本体の固定はもっとガッチリにしたいと思いました。
撮影は、こちらもさとうゆか先生のご指導でDragonframeというソフトとブルートゥース接続のテンキーを導入しました。コマ撮りはパソコンにカメラを繋いで撮影するのですが、直前に撮影した写真を薄く表示しながら新しい写真を撮れるので、だいぶ楽になります。これも無かったら作れなかったと思います。
ブルートゥース接続のテンキーは、リモート操作でシャッターを切るために必要でした。人形の固定で両手が埋まってたりするので、テンキーをガムテで体に貼り付けたりしてシャッターを切りました。マジで、これがなかったら心折れてました。
ゆか先生ありがとうございました。
外でパソコン使うと明るくて画面見えないし、熱暴走するし、砂入るしで、ほんとに過酷でした。

音の調整
うちでホコリをかぶっていたGENELEC 8020が久々に活躍しました。そこそこいいモニタースピーカーでけっこうな音量が出る。2024年、シロとメロの世界のはなし展(@spatium ginza pony)の会場でHor.のBGMを流したくて購入しました。
今回は僕が録ったフィールドレコーディング音源とHor.が作ってくれたBGMを重ねてBGMを作りました。僕が録ったフィールドレコーディング音源にはグランドノイズ(波や道路などがゴォォ〜〜と響く音)が多く含まれていて、これが大きいと「生っぽい印象」になるのですが、うるさく感じることも否定できない。
なので大きなスピーカーで、大きな音で鳴らしたときに、生っぽく感じるレベルとうるさく感じるレベルのギリギリのラインを探って調整しました。
ハイパス(低い音を削る)やローパス(高い音を削る)フィルターを使うとそういう雑音がカットできる。そういう知識も学生時代にHor.くんが教えてくれました。音を扱う人にとっては常識かもしれないが、今回初めて実用に至りました。
Premiere Proでの編集
ゆか先生に相談したところ、Premiere Proで複数の写真を動画シーケンスとして読み込む方法を教えて頂き、衝撃。青天の霹靂。今までの苦労はなんだったの。
とはいえどのカットをどういう順番で並べるかは思うように定まらず苦戦しました。そこで助けてくれたのがHor.の音源でしたた。この音源の構成ありきでストーリーを組むことができました。
編集によって、ストーリーもメッセージも全く違うものになるんだな〜と再認識しました。映像をやってる人には当たり前の感覚かもしれませんが、いろんなこと考えて作らなきゃな〜と感じています。
どんな作品になったか
最終的には、はこだてトリエンナーレの会場や、自分のこども達が見ていて飽きずに、なにかひとつでも感じてもらえるようにと、願いをこめて作りました。見てくれる人がいるってありがたいです。
シロとメロのこととか、設定とか何も知らなくても楽しんでもらえるようにしました。
大きなスクリーン、大きなスピーカーでの鑑賞に最適化して制作しているので、スマホでの鑑賞については非推奨です。(おせっかい)
今後の制作に役立てますので、以下のアンケートにお答え頂けたら嬉しいです。 1)もっと見たいと思う部分はありましたか? 2)退屈に感じた部分はどこですか? 3)その他ご質問、ご感想等ありましたらお願いします。
以下メモ
マクロレンズでコマ撮りする撮影台を自作。→撮影用の治具制作の面白さに目覚めた
- カメラを安定させる難しさ
- 人形を動かす難しさ
- シャッターを切る大変さ
- 外の過酷さ
- 移動の大変さ
レコーダーに外部マイクを追加してより微細な音の収集にチャレンジした。→課題を発見
- 車の音が入らない場所が見つからない
- パラボラ未着手
- 編集方法の工夫
- テーマ「耳で聴いてる感動を作品化したい」
さとうゆか先生の指導を受けながら、コマ撮りソフト「Dragonframe 2026」を導入して制作しました。

上映してどうだったか
はこだてトリエンナーレ内の企画「EZO FILM」のなかの1本として上映して頂きました。さとうゆか/SATOYUKA (@satoyuka_01)先生に選出して頂きました。(感謝!)
会場のスピーカーがでかい!嬉しい。。
「小人になった感覚でワクワクしました」
「自分のいる世界にもこんな小さい人が住んでいるのかもしれないと思いました」
などなど、嬉しいご感想を頂き、感無量です。僕もそう思いながら作りました。
次はどうしたいか
今作は夏の一コマとして、秋、冬、春と続くような作品にできたらと思っています。
制作中に生まれたたくさんの課題や発見を次作に生かしたいです。
- 微細な音の採取には無風・無音環境づくりやパラボラマイクの工夫が必要
- マクロレンズ撮影はフォーカスレールなしでは安定しない
- 虫の速い動きはコマ撮りで捉えきれない→ミクロの世界を撮るかコマ撮りを作るか、テーマの絞り込みが必要
- グランドノイズは「生っぽさ」と「うるささ」のライン調整が難しい
- シロにんぎょうの可動方式を改善する必要あり
- ストーリーと音源の内容調整
- こだわりすぎると実験映像みたいになる→見やすさとのバランスが必要
- 車の音が入らない場所探し、パラボラ未着手
- 虫対策
- 砂対策
- 早起きと体調管理






虫がすごい

砂がやばい



早起きがきつい




出品用に書いた紹介文
この映像は、フィールドレコーディング音源と、その現場の環境を撮影した写真を組み合わせて作った、ストップモーションアニメ作品です。 屋外でマイクを立てて音を集めると、まるで耳に虫眼鏡をかけたような新鮮な感覚が立ち上がります。その感覚を映像と音で表現したいと思い制作しました。 屋外でのストップモーション撮影中に発生するノイズを削除するため、映像だけでなく音声も6〜8fps相当にカットして編集しており、映像と音のストップモーションを同時にご鑑賞頂ける作品となっています。(232文字)
“映像と音のストップモーションを同時にご鑑賞頂ける作品” であることが重要だと考えつつ、今の技術レベルでそこにこだわりすぎると、よく言えば「実験映像すぎる」、悪く言えば「見づらい」映像になることが判明しました。
実際に映像作品として多くの人や子供たちに楽しんでもらえるように仕上げたいと考え、ストーリー性や音楽など、馴染みやすい要素を膨らませて仕上げました。
フィールドレコーディング いつまで聴いてたらいいかわからない問題
宿題:感想を聞かせてもらう
次に作るときに気をつけたいので
1)引き込まれたところ
2)退屈に感じたところ
みんなに聞く。
NHK「ひょっとしよーぜ」
6月分の映像を山中さんに確認してもらい、納品・請求まで完了。
新千歳空港国際アニメーション映画祭に短編応募
第13回の短編部門に応募しました。
ゲシュタルト乙女「門出燦々」2026ビジュアル
ゲシュタルト乙女さんと、恒例になっているビジュアル制作。かれこれ3年目、こんなふうにひとつのイベントのビジュアルを継続して描かせて頂けることって今までなくて、毎年少しずつ絵の中の世界が広がっていくのに感動しています。嬉しい。ありがとうございます。




NEVER MIND THE BOOKS 2026 出展決定
こんの工作所・さとうゆか・あけたらしろめの3人で「大ほたてランド」として出展します。よろしくお願いします。
育英館大学グッズ制作







大学の外観イメージから想像を膨らませ、エゾシカとスノードームでデザインをまとめました。育英館大学さんとのお付き合いも4年目になり、学校のことや稚内のこと、学生のみんなのことなど、自分なりに理解できてきて。
これまでの感謝や、みんなへ届けたい気持ちを絵にこめて描きました。
仕上がりも上々、キャラクター展のシルクスクーリン祭りのときの新鮮な感動が蘇るようで嬉しかったです。
育英館大学授業計画
佐藤結花先生と担当する「ビジュアルデザインII」の授業説明会を実施しました。
今年もみどスポさんと協業し、「高校〜大学生利用者を増やす施策+館内マップ制作」を行います。






ノビィのアニメ制作と新キャラ構想
ノビィのインスタ投稿用スタンプを制作しています。
アメリカオニアザミ
去年、自宅の玄関先にピンクの綺麗なアザミが生えてきた。北海道の雑草は大きいな、まあ綺麗だし様子を見るかと放置したらみるみる巨大化し、調べると環境省により生態系被害防止外来種に指定されている植物で、小さいうちの駆除が推奨されていた。
巨大化した株は全面に鋭い棘を生やしており、軽く触れただけでもめちゃくちゃ刺さる。素手だと葉っぱに触れることも不可能。軍手やゴム手袋も余裕で貫通してくる。なんとかハサミで切り刻んでもビニール袋に入れるとズタズタに破れる。
ピンクの花は大量の綿毛を含んでいてあっという間に拡散する。ここ最近の、晴天で気持ちいい風が吹いてる日は、フワフワと綿毛が舞っていて本当にやるせない気持ちになる。
公園とか道路とかできるところから駆除している…



自分のアメリカオニアザミへの執着がなんなのかよくわからないが、なぜこんなにも厄介なのか、みんなも自分と同じようにアメオニの存在を知らずに放置しているのか、なぜこんな凶悪な仕様に進化してしまったのか。
気になる。
僕がアメオニを駆除する行為は、本当に正当化されるものなのか?知りたい。話し合いたい。
近いうちにシロとメロの世界にもキャラクターとして登場すると思う。
claude活用いろいろ
●音声編集ツール(audio-editor)制作

フィールドレコーディングから雑音を取り除いたり、長すぎる音源をコンパクトにしてみたいという思いはずっとあって、過去になんどもAudacityやPremiereで気合いでカットしたりしてきました。でも大変すぎる。なぜなら音源が長いから。または複数パターンを比較することが難しすぎる。それにカット後に残った成分をくっつけると波形が合わない部分にノイズが発生し、適宜フィルターをかける必要がある。
これをなんとかするためにClaude codeでツールを作りました。シャッター音やピークオーバーした部分を検知してカットしたり、シャッター音がない音源では指定した秒数を部分的にカットし、無音部分を短縮して接続し、さらに接続部分のノイズも抑えてくれます。
このツールにより映像と音声を合わせながら複数パターンを比較し、最適な音源に調整できるようになりました。
●インスタ毎日自動投稿


インスタに何かを毎日投稿したいと思ってlocalで画像を最適化し、テキストを調整し、githubのAction機能にInstagram Daily Postを自作して動かしています。
1枚目に絵がない投稿がやたらインプレッションが伸びる謎。
●シロとメロの画集ページ制作



sirome.netで「私はこんな絵を描いてます/描きたいです」を伝えたくて、画集の公開ページを新築しました。また、東南西北kikenさんのECサイトへのリンクも用意して、確実に版元へアクセスできるようになりました。ぜひゲットしてね✨
●マークダウン制作
podcast,youtubeなどの過去の音声ファイルを解析してmdファイルをまとめ、specificページを新設しました。
https://www.sirome.net/about/specific今まで自分はどういう作家で、シロとメロはどういうキャラクターで、というのをプロフィール文程度でしか説明できていなかったのですが、今回specificページに置いた文章はこれまでの作品や発言をあらためてまとめることができました。
しゅくだい
●なぜログをつくるのか
●ログを作ってよかったこと
●ログをつくりはじめたきっかけ
●工夫していること
●sirome.netのアナリティクス解析


解析
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新規ユーザーが367/376(97.6%)とほぼ全員新規。海外比率は月内でも上昇傾向で、週次ログ最新(7/27時点)では20.6%まで到達(目標20%以上を一時達成)。
流入元(セッション、上位)
- (direct) / (none) — 207
- t.co / referral(X/Twitter)— 194
- google / organic — 133
- ig / social(Instagram)— 57(前月比 +2,750%)
- liginc.co.jp / referral — 6
- bing / organic — 5
- vercel.com / referral — 2
Instagram経由が0→57に急増。7月は画集カルーセルの自動投稿を本格運用した月で、その効果が数字に表れている。
よく見られたページ(表示回数)
あけたらしろめ(トップ)683 / Works 207 / Original 188 / About 161 / MAP-カミナカノハラ 128 / DOT-E COMPOSER 114 / Projects 98
4本柱(ROADMAP.md)での進捗
表示されないブロック:テーブル
所感
7月は新機能(Audio Editor、MAP/Lab関連)のリリースとInstagram自動投稿の本格稼働が重なり、新規訪問者が急増した月。一方でcommissionの問い合わせ導線はまだ弱く、8月はSNS経由で増えた新規訪問者をCommissionページへどう橋渡しするかが焦点になる。
codexでドット絵制作
Codexを1日5回、自動で起動してドット絵を描くプログラムを組み、いろいろ作る実験をしています。
工程
SV-1 起動準備
SV-2 対象の意味を決めます。たとえば樽なら「円筒」「板材」「金属輪」「天面楕円」「接地面」など、認知に必要な部位を定義します。
SV-3 2Dラフ候補を作ります。これは最終絵ではなく、形の方向性や候補比較用です。
SV-4 低解像度の3Dブロックアウトを作ります。 ここで x, y, z, label のような voxel レコードを生成します。 例: barrel_body, metal_hoop, top_rim, wood_stave みたいな意味ラベルを持つ小さな立方体の集合です。
SV-5 SV-4の occupancy を細かくして、素材ラベルや明度を付けます。 つまり「この voxel は木材」「これは金属輪」「これは暗い側面」「これはハイライト」みたいに整理します。
SV-6 SV-5の voxel を固定カメラで投影して、48pxなどのドット絵にします。 手描きで輪郭を足すのは禁止で、原則としてSV-5の occupancy 由来の形だけを使います。










まとめ
振り返ると、7月は映像制作に奔走しながら、お仕事と育英館の授業準備でわたわた、という感じでした。
新作をはこだてトリエンナーレの会場で観てもらえたことに、すごく達成感を感じています。ゆか先生、Hor.くん、支えてくれたみんなに感謝しています。Big LOVE.
新千歳空港国際アニメーション映画祭に「ひょっとしよーぜ」応募、ゲシュタルト乙女さんとの3年目のビジュアル制作、NEVER MIND THE BOOKSへの出展決定、育英館大学のグッズ・授業準備など、札幌でのお仕事も5年目に入り、形になってきたかな〜としみじみ実感します。
AIを使った作業は、仕事の裏でほぼ自動で進んでいる状態で、Claude codeで音源整理ツールを作ったり、sirome.netにOriginalページやSpecificページを新設したり、サイトを軽量化したり、Codexでドット絵制作の実験をしたりと、シロとメロの物語を育てるための畑づくりを進めています。どれも地味に時間がかかる作業なので、自動化ありがてーと思いました。
夏の一コマとして生まれたこの映像作品を、秋、冬、春へと続けていけるように。8月からはいろんな人に会いに行けたらなと思います。
引き続きよろしくお願いします。